【育児】子どもの外遊びや運動はやっぱり発達に重要

「子どもに外遊びさせると良いとは言うけど周りの子も外遊びしてないし…」と考えてしまい休日に腰が重くなってしまうお父さん、お母さんは多いのではないのでしょうか。
この記事で近年の子どもの外遊び・運動習慣の低下とその重要性を振り返るので、週末のご家族のお出かけプランに外遊びを追加して頂ければ幸いです。
子どもの体力低下と外遊びや運動への興味関心
子どもの体力はコロナ前より大幅低下
ゲームやスマホといった子どもの体力低下の原因と言われる存在は多いですが、一番の影響は何と言っても新型コロナウイルスによる社会的な変動でしょう。
外出自粛やオンラインサービスの普及で運動や外遊びの機会を失った小学生の体力は、いまだにコロナ禍前の水準に戻っていないことがスポーツ庁の調査でも判明しています。

(出典:スポーツ庁「令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」,2024年)
子どもは実は運動が好き
小学生の体力の低下から、今の子どもたちは外遊びや運動が嫌いになったのでは?と思うかもしれません。
ですが意外なことにスポーツ庁の調査結果では「運動は好き」と回答する子ども割合は近年増加傾向で、令和6年の最新の調査結果では小学生男子が7割強、小学生女子も5割半が「運動は好き」と回答しています。

(出典:スポーツ庁「令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」,2024年)
外遊びをしたいのに出来ない子どもたち
子どもたちは外遊びや運動への関心を失っていないのに体力が低下している原因として以下の事柄などが影響していると考えられます。
- 公園の用途制限
近年、騒音問題や安全性の観点から公園でのボール遊びを禁止するケースが増えています。これにより子どもたちが自由に体を動かす機会が減っています。
また老朽化や安全性の観点から遊具の撤去で、子どもたちが楽しめる遊具が減少している公園もあります。
- ゲームやスマホといった娯楽の普及
防犯などからスマホが低年齢層にも普及した影響で、スマホゲームやSNSといったサービスに子どもたちがアクセスが出来るようになり、外遊びや運動の優先度が低下している可能性があります。
- 家庭や生活環境の変化
習い事の増加や防犯の観点でお父さんやお母さんによる送迎の増加から、純粋に外遊びや運動の時間が減少している可能性があります。
子どもの外遊びや運動の重要性
基本的な健康への影響
子どもの外遊びや運動の重要性はWHOのガイドラインでも認められており、子どもへの影響は下記の通り健康的な発達そのものと言えるでしょう。
- 体力(全身持久力、筋力)の向上
- 心血管代謝機能(血圧、脂質代謝、血糖値、インスリン抵抗性)の向上
- 骨の健康向上
- 認知機能の向上
- メンタルヘルスの向上
- 肥満の改善
精神的な影響
外遊びや運動は子どもの肉体面だけではなく下記のような精神性にも良い影響を与えます。
- ストレスの解消
子どもも学校や習い事で様々なストレスを背負っていますが、外遊びや運動で身体を動かすことでストレスが解消され、心身ともにリフレッシュが期待できます。
- 情緒の発達
外遊び、特に自然の中で遊ぶことで豊かな感性が育まれ、情緒が安定すると言われています。
- 創造性や探求心の向上
自然の中で様々な発見をすることで、創造性や探求心が育まれると言われています。
- 社会性の向上
外遊びや運動は友達と一緒に遊ぶことが大半で、自然と協調性やコミュニケーション能力が身につきます。
(出典:WHO「身体活動および座位行動に関するガイドライン」,2020年)
子どもの外遊びイベントを探すなら「わくさが」
週末のお出かけに外遊びの時間を意識的に取り入れることで、子どもの健やかな発達を支えることができます。しかし「どうせなら思い出に残る外遊びを探したい」と思うお父さん、お母さんも多いでしょう。そんなお父さん、お母さんには親子で一緒に楽しめる自然体験やアクティビティといったイベントを探すならポータルサイト「わくさが」がお勧めです。「わくさが」なら関東圏内のイベント情報を日程・場所・カテゴリ別に簡単に検索することができます。お父さん、お母さんが子どもに体験してほしい素敵なイベントがきっと見つかります。ぜひ一度サイトをご覧ください!